滅せよ無駄会議

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「会議は原則ではなく例外にしなければならない」

かのドラッガー先生のありがたいお言葉です。
無駄な会議は、会社員にとって最も唾棄すべきものの一つです。


なのに、今だに
「コミュニケーション少ないからミーティング増やそうよ!」
みたいな考えの人がいるのは困ったもんです。

悲しいことに、年配の人に多い気がします。
ザ・害悪。

こういう人に言わせると、
「ミーティングを減らすと互いに何をやってるのかわからなくなって、仕事が機械的になってしまう」
らしいんですね。

つまり、ミーティングとコミュニケーションと情報共有がごっちゃになってるわけです。
うひょー、マジ害悪ぅ。

ていうかミーティング減らしたら接点がなくなるって、どんなに殺伐とした会社で働いてたんですかねぇ……。


カビの生えた言葉ではありますが、悪しきミーティングの3法則。

1. 人は会議をすると、すごく仕事を「した気分」になってしまう
2. 人は1時間の枠を取ると、1時間を使い切ろうとしてしまう
3. 人は1箇所に集まると、余計なことまで話し始めてしまう

一説によると1時間の会議のコストは、1人あたり240ドル相当になるそうです。
つまりむっっっちゃ高いです。

さあ、あなたが今入れようとしているその会議は、それだけの価値があるのでしょうか?


ミーティングが不要かどうか見分ける簡単な方法があります。
それは、聞いてない人・発言してない人がいるかどうか。

聞いてない人に対して「ちゃんと聞けよ!」と言ってもあまり意味がありません。
だって聞かなくても別に問題ないんだもん。

聞く必要がない人は出なくてもいい人、つまりその会議の設定が間違っているのです。

繰り返しますが、会議はコミュニケーションの場でも、情報共有の場でもありません。
話し合いの場です。

欧米では、会議で発言をしない人は無能と見なされるそうです。
つまり発言すべきことがない人は、そもそも参加してないわけですね。
日本でもこうなってほしいと思います。


サラリーマンの最も大事な仕事の一つは、不要なミーティングを積極的にキャンセルすること

非生産的な時間を探し、それを自ら価値のある時間に変えていくことは、とても大切なことです。
こういうことが出来て、初めてプロフェッショナルと言えると思います。

なのにいざこれを実行すると、
「協調性が取れない」「非国民」
みたいな扱いになるの、何なんですかねぇ、何なんですかねぇ…。

「言われるままに全てのミーティングに出ました!でも仕事は終わってません!」
ってなるより、100倍マシだと思いますが。

ミーティングに出席すること自体がステータス確認になっている文化は、絶対に間違っていると思います。


この手の話をすると
「そんな効率効率って、機械じゃないんだからさぁ…」
「こういう無駄に見える会話から、新しいものが生まれたりするんだよ」
みたいな反応が返ってくることが多いです。

が、これは定時内に仕事を終わらせられるようになって初めて言っていい言葉だと思います。


何度でも繰り返しますが。

話し合ったり、仲良くしたり、コミュニケーションを取るのは、
手段であって目的じゃないんだよ!!!!