あ、やばい。の話
最近、ヤバイ人がチームに来ました。
40過ぎの男性で中途入社です。
先に言っときますが、私はしがない会社の木っ端平社員です。
どこかの経営者とかではなく、人事権なんてありませんよ。ただの私見です。念の為。
この人(以下Aさん)の何がヤバイかというと、ひたすら受け身なことです。
(あと常にちょっと切れ気味な所)
以下、Aさんの語録。
・やったことないから出来ません!
・言われてないから出来ません!
・教えられてないから出来ません!
で、定時になったら無言で帰宅。
おお、40過ぎでこれかぁ…。
うちの人事、なんでこんな人雇っちゃったんだろ…。
さて、Twitter等では教える教えないの話が出ると、
「教えられたことしか出来ないのは当たり前だ!教えない会社が悪い!」
という論調になりがちです。
が、それではアルバイトです。
「言われたことしか出来ない」は、「役に立たない」に等しいと言えます。
補足しておくと、教えるべきことは教えています。
それは、仕事の流れやチームのルールなど「この場所に来ないとわからない」こと。
逆に言うと、技術やスキルそのものについては、いちいち教える必要がないと思っています。
プロフェッショナルとして、その仕事をするなら出来て当たり前というラインは確かに存在します。
そういったものに対しては「出来ません!」ではなく、勝手に出来るようになっておくべきです。
初日から完璧にこなせとは言いませんが、「この辺必要だから勉強しといてね」で付いてこれない人は、残念ながらプロ失格と言えるでしょう。
例えるなら、イラストレーター職で採用したのに、
「ずっとペイントで描いてきたのでフォトショ使えません!無理無理ぃ!」
って駄々こねてるようなもんでしょうか。
根本にあるのは、冒頭にも書きましたが、ひたすら受け身(積極性がない)なこと。
教えないというのは、別に突っぱねてるわけではありません。
詰まったなら、周りの人に聞けばいいんです。
「ここ分かんないんですけど、どうすればいいですか?」
「付いていけないんですが、どの辺りを勉強しておけばいいですか?」
の一言すら言えない人は、「使えない奴」の烙印を押されてもしょうがないかと。
Aさんにとっては、仕事というのは
「手取り足取り全ての準備を整えてくれて、言われたことだけをこなせばいい」
ものなんでしょう。
まるで学校のように。
でも、それでは仕事ではなくて作業です。
仕事というのは、「まだ無いもの」を形作る所に価値が生まれます。
もし全員が教えられたことしか出来ないのなら、その会社はどうやって利益を上げればいいんですか?
まとめると、自ら役に立とう、価値を発揮しようとする前向きな姿勢って、どんな小さなことでも必要だと思います。
いつか誰かが自分の力に気づいていくれる、なんて、現実にはまずありえないですから。
まあそれを置いといても、意見や話し合いをすっ飛ばしていきなり切れちゃう人なので、それ以前の話なんですがね…。
こういう人って、どこに行っても爪弾きになると思います。