人を嫌いになってわかったこと
なんて言うかですね。
職場に嫌いな人がいるんですよ。
あの人が笑うとイラッとくる。
あの人の話し声が耳に障る。
あの人が褒められてると、ついイチャモンつけたくなる。
うん、最悪ですね。
わかってます、わかってます。
実は自分、こんな気持ちになるのは初めてです。
もちろん聖人君子のように、誰にでも博愛をもって接していたわけではありません。
ただ無自覚だっただけです。
「ああ、これが『人を嫌う』ということなんだな」とようやく理解しました。
人を嫌うとは何か。
その辺のことをちょっとまとめてみたいと思います。
自覚しないと気づけない
「自分が誰かを嫌っている」ということを自覚するのは、なかなか難しいことだと思いました。
日々の対応を振り返って、
・なんか対応がキツくなっちゃうなぁ → そっか、自分はあの人が嫌いなんだ
と気づくしかないからです。
つまり、無自覚ながら心の奥底では嫌っているというパターンは結構ありえるということですね。
女性のケンカには「あたしアイツ嫌〜い」なんて陰口言っているイメージがあります。
が、嫌いなことをハッキリ自覚出来るのは結構大事なことだと思います(後述)。
相手に責任は無い
その人のことがなぜ嫌いなのか。
理由を挙げれば、「だってアイツ〇〇なんだもん!」といくらでも出てくると思います。
が、これはダウトです。
・問題があるから → 嫌いになる
のではなく、
・嫌いになったから → 問題点が目につく
という流れが正しいと思います。
例えば自分の場合だと、その人にはつっかえつっかえ喋る癖があり、それが気にさわります。
が、これがもし美少女(ようじょ)だったとしたら、むしろ可愛らしく映るでしょう。
女性にモテない理由トップ3は「自信がない、優柔不断、鈍感」の3つらしいです。
でもこれがイケメンだったら?ショタだったら?
評価は違ってくるでしょう。
つまり、人が人を嫌うことに明確な理由なんてないということだと思います。
「よくわかんないけど生理的に嫌い!」とか言う人がいますが、これは的を射てるんですね。
自覚しても直せない
自分があの人のことを嫌っていることを自覚した。
じゃあ好きになってあげればいいじゃん、というと、これがとても難しい。
なぜなら、嫌いなことに明確な理由なんて無いから、直しようがないんですね。
よくある対策だと、共通の話題を作ろうとか、相手のことをたくさん知ろうとか、そんな所でしょうか。
とは言え、「無理なものは無理」だったりするのもまた事実。
一つ確実に言えるのは、
「人に平等に接するってすごく難しい」
ということです。
だからこそ、これが出来る人は高い評価を受けられるわけです。
まとめ
気の合う人とだけつるんでられたら、どんなに楽しいだろうと思います。
が、もちろんそんなわけには行きません。
社会人には「嫌いな人とも上手くやる」ことが求められるからです。
ある意味、大人と子供の一番の違いと言えるでしょう。
とはいえ、難しい問題だよなあ、ホントに…。
みんなどうやって克服してるんだ…。
ニコニコ顔のマネージャーも、優しさを崩さない部長さんも、内心色々抱えてるんだろうなぁ…。
ブン殴りたい奴とかもいるんだろうなぁ…。
偉いと思いますよ、マジで。
とりあえず、嫌いなことを自覚して、それでも平等に接せられるように意識していこうと思います。