〇〇して頂ければと思います?

「〜して頂ければと思います」
「〜して頂ければと存じます」

いつの間にか流行り始めた、この言い回し。

これ、なんなの?


やはりと言うかなんというか、この言い回し、日本人以外には通じないらしい。

「〇〇と思う? ふーん、君はそう思うんだ。だから?
と受け取られてしまう。

要するに、彼らには「〜して欲しい」とストレートに言わなければ通じないわけだ。
そりゃそうだ。


どうも日本人は、物事や立場を明確にするのを避ける傾向にある。
これが日本人の奥ゆかしさと言えば、そうなのかもしれない。

が、ハッキリものを言う勇気が無いだけなんじゃないの?、とも思う。


特に立場が上になった場合、意思を明確にすることから逃げちゃ駄目だ。
上が「察してちゃん」だと、下は余計なことを考えなくちゃいけなくて、本当に迷惑する。

「〜と思う(意見)」
「〜して下さい(依頼)」
「〜すべきだ(指示)」
「〜しないで欲しい(拒否)」

これらを曖昧していると、その状況に慣れてしまい、どんどん「使えない」人になってしまう。
これは、礼儀とは別の話だ。

向こうから敵対的な反応が来るかもしれない恐怖を乗り越えて、自分の意見を明確に伝える。
それこそが、本当のコミュニケーションのはずだ。


とか言って、ま、言葉尻一つに対してあーだこーだ言ってるだけなんですが。

同じ職場、同じチームの人がこういう言い回しをしていると、実にモヤモヤする。
一緒に働く仲間のはずなのに、そんなに距離を取ってどうすんの?